9人制 / 記録から練習へ
サーブの数字から、
9人の連携を見直す。
この記事の答え
第1・第2の結果は、別々に見る。
第1サーブの失敗を、そのまま失点として数えないことが出発点です。ラリーの得失点とサーブの試行を分けると、第2サーブから守備に入る場面を拾えます。

図で整理する
第1・第2サーブの記録を分ける
- サーブの試行
- ラリーの結果
- 次の守備配置
表は横にスクロールできます →
| 記録する場面 | 残す内容 | 振り返る問い |
|---|---|---|
| 第1サーブ失敗 | 第2サーブへ進んだこと | どの狙いで打ったか |
| 第2サーブから相手攻撃 | ラリーの得失点と返球 | どこに攻撃を集められたか |
| 次の練習 | 同じ狙いと守備で再現 | 打った後の準備ができたか |
ここでは記録項目の分け方を示しています。公式競技規則の説明や、アプリがすべてを自動記録するという意味ではありません。
本文の20ラリーの例で、第1・第2を合わせた数字と内訳を見比べる。
JVA:審判講習会・研修会の資料年度別・競技形式別の資料を確認する入口です。出場大会の特別規程は主催者の資料で確認します。
第2サーブになった後、なぜ点を失ったのか。得点率の分母と、そのラリーでの役割分担を確かめると、次に観察する場面が具体的になります。
- 第1サーブから得点
- 50%6得点 ÷ 12ラリー
- 第2サーブから得点
- 25%2得点 ÷ 8ラリー
まず、混ぜない3つの記録。
- サービス順誰がどの順でサーブしたか。6人制のR1〜R6と同じ意味ではありません。
- サーブの試行第1か第2か。第1サーブの失敗と、そのラリーでの失点は分けます。
- 配置と役割その場面で誰がどこを担当したか。サービス順と別に残します。
Vollyzeでは国内一般男子・一般女子9人制に合わせて記録できます。第1サーブ失敗の操作だけでは得点ラリーを作りません。第2サーブと確定したラリー結果を区別して記録します。大会独自の規程は主催者の要項で確認してください。
20ラリーを、2つの問いで読む。
この架空例では、自チームのサーブ局面20ラリーのうち12ラリーが第1サーブ、8ラリーが第2サーブから始まりました。自チームの得点は、それぞれ6点と2点です。
| 開始したサーブ | ラリー数 | 自チームの得点 | 得点率 |
|---|---|---|---|
| 第1 | 12 | 6 | 50% |
| 第2 | 8 | 2 | 25% |
| 合計 | 20 | 8 | 40% |
問1:第2サーブになったあと、得点につながったか。2 ÷ 8 × 100 = 25%です。これはラリーの結果であり、サーブの成功率やサービスエース率ではありません。
問2:どれだけ第2サーブへ移ったか。この例では20回中8回です。第1サーブの失敗は、第2サーブ後に勝ったラリーにも含まれます。「第1サーブ失敗8回=8失点」と数えないことが大切です。
50%と25%だけでサーブ方針を変えないでください。第2サーブの8本は少ない標本です。サーブを打った選手、相手の受け方、試合の局面が違えば結果も変わります。
割合の次は、ラリーと配置に戻る。
第2サーブから失った6ラリーを確認します。相手の強打が続いたのか、短い返球の担当が重なったのか、攻撃後のカバーが空いたのか。記録がなければ原因は決められません。次の試合で観察する項目を一つ決めます。
たとえば、架空の観察メモに「短い返球で2人が止まった」が3回残っていたなら、そのときの開始配置と2球目担当を確認します。集計だけから「第2サーブが弱い」と断定せず、連携の仮説を立てます。
次の練習は、仮説を一つ確かめる。
短い返球の主担当と、次のボールの担当を決める
- 記録に残った配置を再現し、主担当・補助担当・2球目担当を確認する。
- 無理のない球出しで短い返球を10本送り、声をかけてから次のボールへつなぐ。
- 「担当が明確だった本数」を残し、同じ配置・球出し条件でもう一度確認する。
10本はこの練習例の設定で、上達を保証する基準ではありません。実戦の得点率と練習内の達成本数も分けて記録します。
Vollyzeに残す最小限の記録。
出場選手とサービス順を確認し、第1・第2サーブ、得失点を記録します。必要な場面だけ配置・役割やプレーの詳細を追加します。詳細を取れなかったラリーは、推測で埋めないでください。
記録した配置・役割と練習条件がそろうと、9人制向けの連携練習も候補になります。9人制の対応範囲と画面を見る。操作の流れは試合入力の使い方で確認できます。
機能の確認元:Vollyzeの9人制紹介ページと公開機能の記録仕様。計算と練習は解説用の架空例です。公式記録の作成方法を定める記事ではありません。
サンプルで見て、次の試合で試す。
選手登録の前にサンプルレポートを確認できます。Freeは競技形式を合計して5試合まで。詳細分析・練習候補の比較はPro以上、アナリストモード・補助入力はStaff / Teamで利用できます。